アメフトにおける「Twin」とは、攻撃側のオフェンスフォーメーションの一種です。

このフォーメーションでは、Iフォーメーションと比較すると、同様に2人のランニングバックが配置されながら、2人のワイドレシーバーが同じサイドにラインアップします。

このフォーメーションの目的は、パスプレーとランプレーのどちらにも対応できる攻撃を展開することです。
ランニングバックは手渡しパスやクイックランなどのランプレーを実行し、ワイドレシーバーはパスを受けるために広いスペースを得ることができます。
「Twin」フォーメーションは、攻撃側がバランスの取れた攻撃を行いたい場合や、相手ディフェンスのマッチアップに有利な状況を作り出したい場合に使用されます。

また、このフォーメーションでは両サイドのいずれかに偏りが発生するため、それに対してディフェンスが対応する必要があります。そのため対応の際にディフェンスにも偏りが発生しやすくオフェンスはどのようなプレーでディフェンスの弱点を突くべきかを検討することができます。IフォーメーションからWRをモーション、またはシフトさせて相手の反応を見ることも可能ですし、TwinからIフォーメーションに変形して相手の反応を見ることもできます。

「Twin」は、アメフトのオフェンシブ戦術の一つであり、戦略的に使用することで攻撃の幅を広げることができます。